2012年10月20日土曜日

他人のエフェクターボードを覗くは大好きですね。 - THE NOVEMBERS 機材紹介

大好きで大好きで、先日も県外までライブを見に行ったバンド、THE NOVEMBERSが新譜のレコーディングに使用した機材をFacebookにアップしちゃってます。かなり独自の音作りをする部分が多数なのでこういう企画は本当にありがたい。とんでもなく参考になっちゃう。画面を覗きこむように写真を見て、解説を読ませていただきました。

高松浩史 Bass

『GIFT』機材紹介/高松浩史(Bass)

”弾くフレーズには根拠がある”ってすごいセリフだな、と。曲を作る段階で「このフレーズにはこういう意図があるんだよ。」ってとこまで説明しているのか、それを小林さんが感じ取っているのかはわかりませんが。単純にすごい。

ベーシストでありながらもPOG2やLine6 M9を並べてるのはなかなかに珍しいですし、どちらも私が欲しいですし。

吉木諒祐 Drums

『GIFT』機材紹介/吉木諒祐(Drums)

ケンゴマツモト Guitar

『GIFT』機材紹介/ケンゴマツモト(Guitar)

「GIFT」ではあまりエフェクターを使いませんでしたが、要所でSHIGEMORIの歪みやXP300+XP100といったエフェクターを使用しています。ちなみにボスのコンプ2つはXP-300の前後にあり、シンセサイザーの様なサウンドの調整(音の立ち上がりや、サスティンの調整など)に使っています。そのサウンドに、ある程度リバーブをかけた原音をラインセレクターでミックスする事によって芯のあるシンセサイザーサウンドが得られるって訳ね。/ケンゴ

ケンゴ・マツモトのエフェクターボードは見てるだけでわくわくしますね。ほんと素敵。以前は2面使ってた時期もあったみたいですが、今はでかめボードに綺麗に収まってるということで。

スペイシーサウンドの要はXP300だと思ってるんですが、いかんせん現物を弾いたことがないのでわからないという。。でもyoutubeで見る限りはかなりそれっぽくて、、あの独自のシンセっぽいサウンドとかはこれで出してるんだろうな、と。あとその音をコントロールするのにコンプを使ってるとこも地味ながら見逃せない点で、これもいつか真似したいな、と思ってます。

BOSSのラインセレクターで空間系につっこんだ音と原音をミックス、という技ですが、これオススメです。だいたいラインセレクターといえばA/Bを切り替える、っていうのがほとんどなのですが、BOSSのラインセレクターはA/Bの音量を個別に調整できるんです。私は原音100/空間系60くらいの割合で混ぜた音をよく使ってるんですが、単純に全部空間系に持っていくのは違う響きになるので重宝してます。

そうそう、機材とは関係ないんですが、ケンゴ・マツモトってライブ中、首をぐるぐる回すんですよね。私なんかよく前後に揺らすんですけど、あれって正面向いてる場合あまり映える動きじゃないの実は。その点ケンゴ・マツモトはぐるぐる回すし、髪の毛も揺れるし、ってことでわりと動きが派手に見えるんです。そういうとこも真似したいと思えるかっこよさ。私がライブで首をぐるぐるやってたら影響受けたんだな、と思ってください、はい。

小林祐介 Vocal & Guitar

『GIFT』機材紹介/小林祐介(Vocal&Guitar)

ディレイ+コーラスのチャンネルの前後に歪みをセッティングしています。歪み→空間系の順がセオリーというか基準として扱われますが、空間系→歪み、でないと出せないニュアンスがあります。アームを使ったりチョーキングをすると顕著にわかります。そこはSonic Youthサーストン•ムーアのセッティングを参考にしました。

空間系の後に歪み系を置くっていうのは、案外やらないんですが、たまにやってみるとなかなか音がえぐいことになってハマります。シンプルなフレーズでもそういう音色で弾くことで一気に耳に残るものになったりして。

”ギターがギターに見えない”っていうこと、言われたらわかるような、わからないような。。次にTHE NOVEMBERSのライブを見る時はそんなことも考えながら見てみようかな、なんて思いつつ。

4日間にわたる機材紹介、とてもとても参考になりました。また自分のエフェクターボードを見なおそうと思いましたね、うむ。

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