2012年11月15日木曜日

OGRE YOU ASSHOLEのライブを観た話

11/08(土)OGRE YOU ASSHOLE@広島ナミキジャンクション 行ってきました。

OGREのライブを観るのは初めてで、むしろ音源もアルバム2枚を2〜3回しか聴いたことなかったんですね。そんな特に好きでもないアーティストなんだけど、なんだかライブはいい、って話を聞きつけてなんとなく行ってみることに。

ギターもそんなに歪ませてるイメージもないし、そう音圧もなくまあまあいい、くらいの感想になるだろうな、と思ってたんですが、ライブ始まってびっくり。すごい、ぐいぐい来る、ぐいぐい。CDと全然ちがう。別のバンド。それくらいにすごい。

ギターと歌がリバーブによって空間を埋める。でも、どの楽器もしっかり聞こえる。かといって分離してるわけじゃなくてしっかりと絡み合ってる。その絡み方が絶妙この上なくて、いったいどれだけ練ったらこの曲ができるんだろう、このすごみを出せるんだろう、と。

ライブ見ながら、さらには終わって、、アンサンブルってものを考えました。歌も含めすべての楽器がハマるところにハマってる。それらが絡みあって出来上がる音。すんごいドロドロした沼の中に引きずり込まれるようなイメージ。これは森とかあっさり例えちゃだめだよなあ、と。沼、沼のイメージ。

もうほんとハマっちゃいました。

僕はCDとライブは別物だと思っていて。レコーディングでキーボードを入れたからライブでもサポートメンバーを入れたり、コーラスがたくさん重なってるからライブではコーラス要員を増やしたり、そんなことをしていくと僕の中のロックバンドに対する理想像みたいなものが崩れる気がしてるんです。なんでも補充されて満たされてるステージって、ただ「いい曲やってるでしょ?」みたいなだけになっちゃうような気がして、個人的にはあまり意味がないと思ってます。それに一度CDで作った世界をライブでなぞっても、CDでの完成された世界には勝てないし。そういう意味では、ライブではこの4人だけでどれだけのことができるのかをストイックに追求していきたいんです。

via ナタリー - [Power Push] OGRE YOU ASSHOLE「100年後」インタビュー (1/2)

ライブに対する半端ないストイックさってこういう意識から作られるのかな、なんてインタビューを読みながら考えつつ。

なぞるだけではできない世界。ステージの上で今作られていることをすごくリアルに感じさせてくれた。楽しかったです。OGRE YOU ASSHOLE、オススメです。

OGRE YOU ASSHOLE

ナタリー - [Power Push] OGRE YOU ASSHOLE「100年後」インタビュー (1/2)

0 件のコメント:

コメントを投稿