2013年1月23日水曜日

音楽を聴くってこと

来るか来るかと思われていたことなんだけど,ほんとにこういう時代が来たんだなあ,という印象。それは良い悪いではなく。

Broadcast To The Blog : 音楽の価値とは??



これを勘違いしている人が多い。情報化時代なんだから、情報で儲けられるはずと思い込んでいる。スライムの広がる速度を加速する商売は成り立つだろう。いいかえれば情報の価値をより短期間にゼロにするようなインフラ。通信回線の維持や、検索エンジン、SNSなどのコミュニケーションツールがそれだ。

つまり情報化社会というのは、情報の価値をなくすことで儲ける時代なのだ。

雑誌が売れないとか、テレビの視聴率が振るわないというのも、これらが情報の不均一性(落差)を利用して儲けるための商売だからだ。これらの商売は落差があればあるほど儲けられる。少数の人しか知らない情報を大衆に発信することで儲けている。

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そういう商売をしている人が困る気持ちはわかるが、残念ながらしかたのないこと。石炭産業が滅びたように、滅びる運命なのだ。

via 情報化社会は情報では儲けられない : メカAG

インターネットがこれだけ普及して,情報がどんどん価値をなくしていく時代がきたわけで。そういう中にあって,音源というデータもそれはやはり情報として扱われるならば,そこに金銭的な価値がなくなっていくは自然な事なんだろうな,と。

CDというモノとして,持っていることに価値を見出したのならば話は変わるんだろうけど,曲として,音として見たらならばそれは実態の無いもので持つ・持たないっていう考えは無くなるんだろう。



気になったのは,その作品を作ってくれた人に対するリスペクトであったり,対価であったりをどういう形で表すか,っていう部分。上のエントリーに出てくる小学生の場合はそこの部分の考えがまだないのだろうけど。。自分だったらどうするか,って考えると,CDを買う以外では,できる限りライブに行くようにしてる。ライブに行ってそこで観て感じて,そんでもって可能ならば本人に直接お礼を言う。「素晴らしい音楽を届けてくれてありがとう。」って。それくらいしかできてないんだけど,それでも何かお礼がしたい,っていう気持ちはあるわけで。



コンテンツ産業とは、どういう業種だろう:一言でいえば「腹を満たすことができない産業」だ。マンガも音楽も小説も、私たちの飢えを直接満たしてくれるわけではない。工業製品は私たちの暮らしを便利にするが、映画を見ても空を飛べるようにはならない。コンテンツ産業にカネを落とすということは、消費者にとっては“ムダ遣い”なのだ、基本的には。

via コンテンツ産業が世界を覆いつくす日/未来の仕事を考える(2) - デマこいてんじゃねえ!

「音楽」は娯楽の一種です。自由に使えるお金が少なくなれば、娯楽から削るのは当然のことではないでしょうか?

via CDが売れなくなった理由について違法ダウンロード以外の要因を考察してみる - 見て歩く者 by 鷹野凌 -

音楽好きを自称する人からすればこういう考えって理解できないんだろうけど,やっぱり音楽を娯楽の一つと捉える人,いわばインスタントに消費する人からするとそうなんだろうな,と。



そうなると「誰も情報を発信してくれる人がいなくなっちゃう」と心配する声が上がるが、そんなことはない。現になんの得にもならないのにせっせとブログを書いている人は多い。いままでそれがなかったのは、情報発信のコストが高かったからだ。自費出版とかまでして、情報発信を使用という人は少ないだろう。

via 情報化社会は情報では儲けられない : メカAG

でも、上の様にたとえ昔のものやボカロなどビジネス的にはプラスにならないところだとしても音楽が聴かれるということは、まだビジネス的にも復活の目はあると思うのです。一番怖いのは、音楽を聴くというという習慣がなくなってしまうこと。

via 音楽CDや配信が売れていなくても個人の音楽を聞く時間は減っていない可能性 - 空気を読まない中杜カズサ

CDを買わない,っていう点だけとって悲観的になってる人が多い気がするけど,そんなに悲観することなのか,っていうとそうでもないと思う。だって,聴いてくれているんだもの。他の娯楽に割いてもいいであろうを時間を使って音楽を聴いてくれている,っていうのはそれだけでありがたいことなんじゃないだろうか,と。

アーティストに対価を支払わなければ音楽は無くなるか,というかとそうでもないわけで。とりあえずは音楽は廃れていない,っていう現状に胸を撫で下ろすところかな,と妥協点。



そうそう,音楽に対しての対価がどうたらこうたら,買うとか買わないとかの話になると忘れちゃいけないな,って思うのがこのpost。

胸に刻んどきたい。



この手の話になるとどうしても考えることが多すぎてとっちらかって話がまとまらないんだけど…。なんとか引用元の力を借りながらここまで書くことができました。全然まだまだ言いたりないし,悲観する部分もやっぱりあるし,っていうモヤモヤした状況だけど,今回はここまでにしとこうと思います。

また機会あれば自分なりの音楽への向き合い方を書くつもり,です。(いつになるやら・・・)



最後になったけど,カンジさん,すごくいいエントリーありがとうございました。それと,Helloesかっこよいです。

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